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 › 歳時記したら › 2012年08月

  

2012年08月30日

宵待草

暮れて河原に 星一つ
宵待草の 花が散る
更けては風も 泣くそうな
   竹久夢二




少し大柄な宵待草。月を待っているというが・・・。
「月も星じゃん」とふっと頭に浮かぶ・・・野暮だなと自分で思う。
  


Posted by saijikisitara at 17:27Comments(2)

2012年08月30日

おお!カナダ藻

 先日新聞に掲載された福田寺の花の咲く水草、オオカナダモがまたまだ元気だ。水草の花は梅花藻がよく知られているが、種子植物であれば原則として花は咲く。クロモ、ヒルロシロ、ウキクサ・・・。目立たないと咲かないことにしてしまう。見えないものは無いことにしてしまうのはよくあることだ。




  


Posted by saijikisitara at 16:38Comments(0)

2012年08月26日

つきくさ

露草が通り名だが「月草」ともいう。花の汁を衣に擦り付けて染めたことに由来するらしいが、なら「着草」ではないかといっては雅に欠けるということだろう。

月草や澄みきる空を花の色 蓼太





道端や野原、空地などどこでも見られるようになってきた。朝露に濡れながら可憐な青い花を開くのを見るとたまらないという人がいる。そういうのを見たいものだと思っている・・・思っているだけで時は過ぎていく。

露草の濃くなりすぎし昼下がり  


Posted by saijikisitara at 11:07Comments(1)

2012年08月25日

竹の音

  竹似草の実が風に揺れて擦れ合い優しい音を立てる。この音が竹の葉擦れの音に似ているから竹似草とか、茎が中空にになっているからとか、この草を竹と一緒に煮ると竹が軟らかくなるとか・・・。私は音の説が好きだ。親父は「竹煮草」だと教えてくれた。





サヤサヤと風行き過ぎて竹似草  


Posted by saijikisitara at 19:31Comments(2)四季の景色

2012年08月24日

鉄砲

  鉄砲百合がぺちゃくちゃ喋り始めだした。まだまだ盛りにはなっていないが、けっこうやかましい。唇をまくり上げてなにを話しているのやら。童か少女か年増ではなさそうだな。





のどちんこ見せて朗笑鉄砲百合
喉彦の見える朗笑鉄砲百合
のどちんこ=喉彦(のどびこ)  


Posted by saijikisitara at 21:05Comments(0)

2012年08月24日

きんみずひき

  山地や路傍に金水引の黄色の小花が目につくようになった。本格的な秋が近づいている。



  金箔色の水引や元結のことを 「金水引」という。この花の形がこの「金水引」に似ているところから名がついた。

  


Posted by saijikisitara at 00:50Comments(2)

2012年08月22日

コバノギボウシ

  小葉擬宝珠(こばのぎぼうし)の花が咲きはじめている。湿り気の多い日陰にしっとりとした薄紫が気持ちを落ち着かせてくれる。

  下の三枚は伊那街道沿いの道端に咲いていたものだ。根の後あたりまで見られる。




  田口の町中では白山神社の隣、津島神社と御堂山観音の前の広場に群生しているのが見事だ。散歩のついでに立ち寄れば心が和むと思う。下の写真のようにこれから盛りをむかえるところ、お勧めの場所だ。




擬宝珠の名に納得



石の窪雨をたたへし花ぎぼし  勝又一透  


Posted by saijikisitara at 15:34Comments(0)

2012年08月21日

アップル・ミント

  アップルミントの甘い香りが、所々でしている。これは本町の消防会館の前にあるものだ。残暑がまだ厳しく、少し動けば汗が滲んだり、流れたりする。そんなときミントの香りはほっとさせてくれる。花もけっこう可愛らしい。
  実はミント入りのキャンデーや飲み物は苦手なのだが、香りだけはは好きだ。





朝夕がどかとよろしき残暑かな   阿波野青畝


  


Posted by saijikisitara at 23:36Comments(0)

2012年08月20日

えのころぐさ

  狗尾草(えのころぐさ)や女日芝(めひしば)が草原の主役になってきている。揺れ方で風の通り道が目に見える。
  まだ青々としているが、もう少し立つと黄金色になって秋らしくなる。その頃には風情を楽しむ人が訪れるのだろうか。





たなうらに狗尾草やうでくらべ  


Posted by saijikisitara at 21:09Comments(0)四季の景色

2012年08月19日

桜紅葉

  残暑が感じられるが、秋が近付いているのも確かだ。奥三河総合センターの桜が紅葉し始めてきている。






日をこぼし紅葉こぼして桜の木 市村究一郎

  


Posted by saijikisitara at 21:04Comments(0)四季の景色

2012年08月18日

読書感想文

  お盆も終わり、夏休みも半分以上が過ぎた。宿題を溜めている子どもはまだたまだ余裕があるかもしれないが、二十日過ぎになるとバタバタするのだろう。
  新城の某書店に寄ったところ、入り口に近い目立つ場所にこのようなコーナーがあった。だいぶ売れているようだ。背に腹は代えられぬという心理を上手く突いた商品だ。マニュアル崇拝者が増えるわけだと思った。
  選定図書と抱き合わせで売ったら面白い。


  


Posted by saijikisitara at 19:22Comments(0)くらし

2012年08月16日

珍しくもない花ですが

  珍しくもないが、珍しい花。観賞される花ではないが、咲かなかったら大事になる花。子どもの頃、米一粒でも残すと親に叱られたものだ。私たちの身近な所では続いている良い習慣だと思う。
  ある場所で宗教儀式のような雰囲気で「箸とらば・・・・」とやられたときにはぎょっとしたが・・・。田植えのことをしつけというように、生活の中のしつけとして、自然の恵みや生産者への感謝や尊敬の気持ちを育てることは非常に大切だと思う。摂取率より廃棄率の方が多いなどとんでもないことだ。






稲の花揺れて半旗も揺れにけり  


Posted by saijikisitara at 00:09Comments(0)四季の景色

2012年08月15日

むくげ

  むくげ(木槿)の花がとても目につく。盆の頃になると気になり出す花だ。本来は派手な花なのかもしれないが、盆と重なると少ししめやかな気分にさせられる。
  もっとも、盆は人寄せ・・・先祖供養をだしにして思い出話や、世間話に花を咲かせる楽しく明るい行事でもある。先祖様もそちらの方が本望だろう。先祖に感謝。ビールが足らんぞう。




花木槿二枝を選びて手折りけり  


Posted by saijikisitara at 14:31Comments(0)

2012年08月14日

田口・本町念仏踊り

  初盆供養の本町念仏踊り
  天気が非常に心配されたが、午後には雨があがり滞りなく行われた。本町の人間にとってはこれがないと盆がきたような気がしない。合掌






  


Posted by saijikisitara at 22:22Comments(0)歴史・習俗・伝承

2012年08月13日

つまぐろひょうもん

  褄黒豹紋蝶(つまぐろひょうもんちょう)の幼虫を飼育中。といっても庭のスミレを抜かずに残しておくだけ。親蝶がやってきて産卵したのを放置しておく。一時期20匹以上いた幼虫が鳥に食われたりして、今は数匹しかいない。さなぎになり、成虫になるのはどれだろう。





  


Posted by saijikisitara at 19:32Comments(0)

2012年08月12日

きばなこすもす

黄花コスモスが似合う季節。風が涼しくなってきた。


  


Posted by saijikisitara at 13:56Comments(0)四季の景色

2012年08月10日

やいとばな

  やいとばな(灸花)というのが俳句や短歌では使われることガ多い。筒形で、外面白色、内面紫色の小花をつける様がお灸に見なされたいる。
  へくそかずら(屁屎葛)というのが本名?  山野・路傍などに普通に見られる蔓草。悪臭?があるため有り難くない名がついている。 確かに匂いの方が特徴を表してはいる。
  どちらがいいかは、受け止め方の違い。




引つぱつてまだまだ灸花の蔓 清崎敏郎

表札にへくそかづらの来て咲ける 飴山實

  


Posted by saijikisitara at 23:22Comments(0)

2012年08月09日

いわたばこ

  名倉地内で見つけた岩煙草の花。まだ咲いていた。日陰の湿り気のある所に育つ控えめな花。田口では見られる場所が減っている。花がないときは縮緬のようなしわのついた大きな葉に特徴がある。タバコの葉に似ているといってもタバコの葉を見たことがある人が少ない。刻まれた茶色い煙草から連想されてもなあ・・・。タバコを栽培している家を見なくなった。今、郡内にあるのだろうか。


  


Posted by saijikisitara at 15:16Comments(0)

2012年08月08日

ようしゅやまごぼう

  ようしゅやまごぼうゅ(洋種山牛蒡)
ヤマゴボウ科の多年草。北アメリカ原産で、日本には明治初年に帰化。茎は高さ約2メートル。夏、総状花序に白色の小花を開き、秋に実は熟すると濃紅紫色になる。以前は都会型の雑草だったが、今は各地に広がっている。ここが俺の領地だと主張しているような存在感がある。







秋立つやホットコーヒー注文す  


Posted by saijikisitara at 22:16Comments(0)

2012年08月07日

ヤマユリの遅れ花

  山百合の花のシーズンは終わりを迎えているが、まだ元気に咲いているものもある。名倉の知人の家の裏山に咲いていたものだが流石に蕾は見つからなかった。話によると増えすぎてだいぶ刈ったという。百合根のシーズンが待ち遠しい。





近付けば厚化粧なり百合の花  


Posted by saijikisitara at 16:09Comments(0)四季の景色