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 › 歳時記したら › 2010年08月

  

2010年08月31日

現の証拠 8-22

  下腹(腸)具合が悪いときよく飲まされたのがこの草を陰干しして煎じた汁。胃が痛いときにはセンブリ。ともによく効いた。花が咲く頃のものを採取するのが一番よく効くのということで、開花期に抜きに出かけたものだ。あの頃に比べると少なくなった。ゲンノショウコなど家の畑の周りで充分間に合った。



花愛でつ現の証拠を抜きにけり  


Posted by saijikisitara at 15:14Comments(0)

2010年08月30日

水玉草 8-21

今朝の散歩で見つけた花。名を調べるのに時間がかかってしまい、今投稿。図鑑には「多く生育し、やや群生する」とあったが、今まで気付かなかった植物。前に載せたアカバナと同じ仲間。






白い毛におおわれた、球形の実をつける。これに露がつくと水玉のように見えるところから、名づけられたという。果実も花もとても小さいので、見おとしやすい。湿り気の多い野や山の草地、林のふちなどに育つ。実に露がつく頃に訪れてみたい。目が覚めるかが問題だ。

歳時記で水玉草とひくと「星草」の所に出てくるがシラタマホシクサの異名で、違う植物のようだ(角川)。歳時記にこの花は載っていないようだ。目立たないからだろうか。  


Posted by saijikisitara at 21:00Comments(4)

2010年08月30日

伊那街道秋立つ 8-20

  珍しく、今朝の散歩で本町から萩平の旧伊那街道の道端で目にとまったもの。爽やかな気分・・・だが暑くなりそうな気配。朝夕が涼しくなっただけでもいいじゃないかとは思うが・・・。わがままなものだ。春夏秋冬を楽しめるのが日本のいいところ。


珊瑚樹の実
赤珊瑚を思わせる。今が見頃、やがて黒くなる。黒珊瑚?



日陰の葛(かずら) 
しだ植物、この胞子は石松子(せきしょうし)といわれ、湿疹の治療に使われた。果樹の人工受精の花粉の稀釈剤とされる。



ままこな(飯子菜) 
二つの飯粒状の白い斑点のあるのでこの名がついているという。斑点が黄色いものはミヤマママコナといい、花期が遅い。


野仏のゆったりと見ゆ今朝の秋  


Posted by saijikisitara at 14:34Comments(2)

2010年08月29日

赤花 8-19

以前は田口地内でよく見かけた花だが、田んぼや溜め池、湿地が無くなるにつれて見ることが少なくなった。秋になると葉や茎など全身が赤くなる。これは萩平地内で写した。




やれやれの八月尽や大昼寝  


Posted by saijikisitara at 22:00Comments(0)

2010年08月29日

露草 8-18

露草が美しくなってきた。
草むらも、一つ一つの花を見てもいい。





合わせたる手より露草生まれけり  


Posted by saijikisitara at 13:01Comments(3)

2010年08月27日

釣鐘にんじん 8-17

  釣鐘人参が目につくようになってきた。薄紫~青紫の花がぶら下がっている様は小振りの釣鐘の見立てがぴったりだ。二枚目は真下から釣鐘を見上げてみた。「風鈴じゃねえか」と思ったら、「季節外れだよ」という声が聞こえた。キキョウ科。



ささやける風に釣鐘人参も安原葉  


Posted by saijikisitara at 14:02Comments(0)

2010年08月25日

きんみずひき 8-16

  田口では金水引(バラ科)が盛りを迎えている。金というだけあって、穂のように咲いている姿はよく目立つ。一つ一つの花は小さくかわいらしい5mmあるだろうか。
  赤や白のミズヒキ(タデ科)は似たような花をつけるが、まだ開花には会っていない。金水引と異なり気付かないうちに開く。



空蝉を箱に並べて八月尽  


Posted by saijikisitara at 19:23Comments(0)

2010年08月24日

黄花コスモス 8-15

田口高校の西にある町営住宅の斜面に黄花コスモスが満開だ。独特の香りが近くに漂っている。多くの虫たちが集まっている。たまたまカメラに小佐野ってくれたのはツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)の♀。
残暑は厳しいが、幾分涼しい?風が吹き出したようだ。




蝶舞うや黄花コスモスぷんぷんと  


Posted by saijikisitara at 20:19Comments(3)

2010年08月22日

駒ヶ原自然塾 5th 8-14

2010年8月21日 第五回駒ヶ原自然塾に参加した。

講師は松井章泰さん
生まれも育ちも新城市、新城を愛してやまない人。新城から全国に発信中。グローバルの可能性にも。
詳しくは「100万本の桜プロジェクト」でネット検索すればホームページがあります。


左から
講師:松井さん 
配信:平川さん 
塾長:竹内さん




話のアウトライン







自らの体験に基づき、新しい価値を自ら創造し広げていくことが必要であり、そのために人、金、時間をどのように生かすのか。観光資源という狭い領域を越え、地域(人と自然、文化)の再生・振興への道をどうつけるのかを、熱くそして筋道立てて説明。懸ける心と覚悟がいるという言葉が強く響いた。

この講演は愛知大学講師の平川雄一さんによってインターネットで配信された。



























会場に飾られていた烏瓜の雌花と実、津具の方かセットしてくれたそうです。  


Posted by saijikisitara at 11:14Comments(2)催し・行事

2010年08月20日

クモの産室? 8-13

  家のイノモトソウ(井口辺草)に蜘蛛が産室をつくった。以前凸さんがブログで紹介していた物のようなスッキリしたものではないが、これはこれで面白い。コマチグモかフクログモと思うが、中を突いて咬まれるとまずいことになる。このまま様子を見ることにする。







露消えて蜘蛛の大網消えにけり  


Posted by saijikisitara at 22:10Comments(2)

2010年08月19日

しゅうかいどう 8-12

 猛暑で葉が黄色くなり心配していた秋海棠が美しく咲いている。野生種のような顔をしていろいろな所で見られるが、れっきとした園芸種。あの暑さを自力で乗り切る強さがある。



無縁者の墓の高さや秋海棠  


Posted by saijikisitara at 22:06Comments(0)

2010年08月16日

さぎそう 8-11

 知人の育てている鷺草が見頃になりそうだということでカメラを提げて出掛けた。数十株ほどあるうちの何株かが咲いていた。「こんなにあってもしようがないから少し持っていきん」と無造作に10株ほどゴソッと手に載せてくれた・・・。撮るのはいいが・・・生き物を育てるのは、不精者の私にできるだろうかと・・・不安とプレッシャー。「だめになったらまたあげるで、ほっといても育つよ」との駄目押し。元々は設楽町内に多く自生していたものの二三株を植えておいたのが増えたのだそうだ。
 石と土、植木鉢は親父の遺産、水苔はいつもの所から採ってきた。枯らしたらどうしよう。今のところは元気だ。まだ十日も経っていない。来年はこの鷺の舞を自分の家でみたいものだ。






カメラ提げ鷺草賜り帰宅せり

いろいろの草の植えごみにかなしきは一輪しろき鷺草の花                                   平福百穂   


Posted by saijikisitara at 18:52Comments(5)

2010年08月14日

念仏踊り 8-10

 盆、八月十四日は、田口本町地区の初盆の家を供養の念仏踊り(はねこみ)がまわる。
 幼い頃から聞いた太鼓、鉦、笛の音、念仏を聞き、はねこみを見ないと盆がきたような気がしない。子どもの頃は楽しい行事だった。少し老いを感じる今は励まされるのだが、敬虔な気持がわいてくる。






鉦打つや念仏踊りの高調子  


Posted by saijikisitara at 22:55Comments(0)催し・行事

2010年08月12日

こむらさき 8-9

豊根村でみた小紫の花、小式部ともいう。家の敷地の入り口の両側に紫の花と白い花が対に植えてあった。両方とも小さな実がついているが今は同じ緑色、熟してくると実も紫と白になる。白い方を白式部と呼ぶ人もいる。 園芸種の小紫は整った形をしている。野山では見かけなくなったが、紫式部の方が野性的に感じる。当たり前か・・・。



雨間に撮った。小さな虫が花弁にぶら下がっていた。テリトリーを懸命に主張しているようだ。


白花の小紫(白式部)。こちらは見る機会が少ない。

田口では愚図愚図しているうち両方ともに見過ごしてしまった。

紫の花焼き茄子に添えてあり  


Posted by saijikisitara at 22:11Comments(1)

2010年08月11日

アップルミント 8-8

 消防詰所前のアップルミントが今年も咲いた。甘い香りが心地よい。蜂も飛んでくる・・・体質的に要注意、敵視しているわけではないが気になる存在だ。




玉の汗鼻に浮かべてミント嗅ぐ  


Posted by saijikisitara at 19:06Comments(0)

2010年08月10日

アメリカ芙蓉 8-7

 設楽町田口で芙蓉の花が開き始めている。これは近くのアメリカ芙蓉だ。「芙蓉」はまだ蕾が固い。「酔芙蓉」にはまだ会っていない。
 芙蓉の葉は美味いらしく食痕がとても目立つ。蛾の幼虫だと思うが、遊ぶことなく真剣に営みを続けている。退治するかどうか迷うところだ。ほどほどにしておけよ。




いちはやく蝕みし葉の芙蓉かな 高濱年尾  


Posted by saijikisitara at 08:37Comments(2)

2010年08月09日

えのころぐさ 8-6

 暑さが少し和らいだが、台風が発生した。今年は南方海上も高温になっているらしい。台風が例年より多くないか気になる。
近くの原や庭も少しずつ様子が変わり盆の近づきを感じる。



えのころぐさ(狗尾草)とめひしばが目立つようになってきた。
 

八重咲きの桔梗も咲き始めている。


コスモス、秋桜とかかれる時期が近づいている。治部坂峠や町内の情報が気になる。

えのころの揺れて尾を巻く犬もあり


  


Posted by saijikisitara at 15:13Comments(0)

2010年08月08日

やいとばな 8-5

灸花が咲き始めた。お灸をすえた様子にみたててこのように呼ばれる。本名は、独特の香りを発するところからへくそかずら(屁糞葛)。まあ納得できるが、「やいとばな」のほうが優しい。灸をすえられるのも好きではないが。




段畑やへくそかずらの花盛り  


Posted by saijikisitara at 09:04Comments(0)

2010年08月07日

立秋 8-4

今日は立秋を迎える朝、だいぶ朝夕が涼しくなってきたが、日中の30℃越えは覚悟か。明日からは残暑というらしいが、そういう気持ちにすっと入っていけそうにない。
今朝午前七時頃の空は秋の雲が多く出ていた。


すじ雲


高積雲

立秋や季節跨ぎの雲混じる  


Posted by saijikisitara at 11:29Comments(2)空と水

2010年08月03日

赤熊百合 8-3

しゃぐまゆり(フニフォリア、トリトマ)、田口でも6~10月にかけて見られる。これは名倉で見た花。外国というより異国の花という感じがする。初盆の仏前を届けた帰りに見かけた。



草の影胸に溢れて盆がくる 中村和弘  


Posted by saijikisitara at 21:09Comments(2)