椛のしでこぶし

saijikisitara

2011年04月02日 22:13

  今年こそと思っていた椛(なぐさ)の幣辛夷(しでこぶし)が見頃との連絡を田原の友人から聞き。早速出かけた。






  モクレン科の低木で中国原産と考えられていたが、日本固有種が愛知県と岐阜県、三重県の限られた地域に自生が確認されている。貴重な存在として椛の幣辛夷は昭和45年に国指定天然記念物に指定された。絶滅危惧種にも指定されている。
  約500万年~200万年前の植物化石群の中にシデコブシの種子や葉などの化石が多数見られることから、シデコブシは「生きている化石」ともいわれている。
  神前にそなえる幣(しで:紙垂)に似ているのでこの名がつけられたという。ほぼ満開、風もなく穏やかな日で観察には絶好のタイミングだった。情報をいただいたブログ仲間と友に大感謝。まだ蕾が多くついているので見頃はまだ続くと思われるが、花弁が散りはじめている木もある。画像もいい?が、実際に観察されることを☆☆☆☆☆でお勧めする。  



  直ぐ近く(道を挟んで500m位と思う)の伊川津の幣辛夷も観てきた。こちらは道から見下ろせる位置に自生しているので違った趣がある。
「シデコブシ 田原」でネット検索すれば、花情報が得られる。
カーナビでは「田原市伊川津町椛」で直近まで行ける。